亡くなった方の財産上の地位を、家族などの相続人が引き継ぐことを「相続」といいます。
遺産分割協議によって相続人が確定し、遺産の内容も整理できたら、次は「どのように分けるか」を決める段階です。相続手続きのなかでも、遺産分割は特にデリケートで、慎重に進める必要があります。
実際に法定相続分どおりに遺産を分ける例は少なく、ほとんどの場合、相続人同士で話し合う「遺産分割協議」によって分け方を決めます。相続人それぞれの思いが交錯するため、円満な合意に至るまで、時間をかけた調整が必要になることもあります。
遺産分割
相続についての基礎知識
遺産分割を始める時期と手続きの流れ
1.話し合いを始める時期
遺産分割の話し合いは、一般に四十九日の法要を終えた頃から始めるケースが多いようです。
2.遺言書があるかを確認
自筆証書遺言が法務局で保管されている場合は、遺言書保管通知が自動的に届きます。
公正証書遺言については、全国の公証役場で確認できます(事前予約が必要です)。
3.専門家に相談
相続の内容や遺産の分け方に疑問がある場合は、税理士や弁護士などの専門家へ相談しましょう。
当事者同士の直接交渉を避け、第三者の助言を受けながら進めることが、トラブルの防止にもつながります。
4.名義変更・解約の手続き
話し合いがまとまった後は、銀行・証券会社・不動産などの名義変更や解約を行います。これで相続手続きは完了です。
「遺産は法定相続分で分けなければならない」
→ 相続人同士で合意できれば、財産をどのように分けるかは自由に決められます。
「親の面倒を見ていた人は多く相続できる」
→ 親子には互いに扶養する義務があるため、介護や世話をしたという理由だけで相続分が増えることは、原則としてありません。
「子どもがいない場合、配偶者が全て相続できる」
→ 子どもがいないときは、亡くなった方の親が相続人となります。
親がすでに亡くなっているときは兄弟姉妹が、兄弟姉妹もいないときは甥や姪が相続人となります。相続や遺産分割の手続きは、法律面だけでなく心理面でも大きな負担を伴います。不安や疑問があれば、早めに専門家へ相談することが円滑な解決につながります。
和歌山市は持ち家率が68.1%と高く、不動産を含む遺産分割に悩むケースも多く見られます。和歌山相続税・贈与税相談プラザでは、地域の実情を踏まえて相続・遺産分割のご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。


















