相続手続き

相続手続きの流れ

約108種類の相続手続が必要

相続手続きの流れ

法定相続人の確定

まず、被相続人(亡くなった方)の法定相続人を確認します。 本籍地のある市区町村役場などで、必要な戸籍を取得します。 
・被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍(除籍・原戸籍を含む) 
・被相続人の戸籍の附票(不動産名義変更に必要) 
・相続人全員の戸籍謄本・住民票・印鑑証明書(必須3点) 

本籍地は戸籍が置かれている場所、住所地は実際に生活している場所を指します。

財産目録の作成

亡くなった方の財産を確認し、遺産(財産)目録を作成します。
名寄帳や銀行・証券会社の残高証明書などをもとに、死亡日時点の財産状況を整理します。

【必要書類の例】 
・名寄帳または固定資産税納税通知書 
・預貯金通帳や残高証明書 
・証券会社の残高証明書 
・生命保険証書 
・債務の明細書 など

相続税の申告(必要な場合)

相続税の申告期限は、原則として被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です。
財産評価や申告書の作成は専門性が高いため、税理士へ依頼するケースも多くあります。

【主な必要書類】 
・預貯金の取引履歴や証券会社の顧客勘定元帳 
・生命保険の支払証明書 
・車検証、債務・葬儀費用の明細書 など

遺産分割協議

財産目録が完成したら、相続人全員で、誰がどの財産を相続するかを話し合います。
全員の合意が得られないと、その後の手続きを進められない場合があるため、冷静に協議することが大切です。

【話し合いのポイント】 
・相続人のみで行う 
・感情的にならない 
・他の相続人の意向を尊重する 
・お墓など将来のことも含めて考える

金融機関の手続き

銀行口座は、金融機関が口座名義人の死亡を確認した時点で凍結されます。
窓口で相続手続きを行う際は、戸籍などの原本を提示し、確認後に返却されるのが一般的です。

【手続きのポイント】 
・預金を相続する人が窓口で手続き(委任状対応も可) 
・印鑑証明書や戸籍謄本には有効期限がある 
・ゆうちょ、農協、信用金庫では独自の手続きがある場合も

証券会社の手続き

証券口座の相続手続きは、完了までに時間がかかることがあります。
一般的には、相続人が証券口座を用意したうえで、被相続人が保有していた有価証券を移管します。

【手続きの流れ】 
1.相続人が証券会社で口座を開設 
2.必要書類と遺産分割協議書を提出 
3.被相続人の有価証券を新口座へ移管 
4.移管完了後、売却や管理を行う

死亡保険金の請求

死亡保険金は、原則として受取人固有の財産となり、遺産分割の対象となる相続財産には含まれません。
受取人本人が保険会社へ請求し、保険金を受け取ります。

【一般的に必要な書類】 
・保険証券 ・保険金請求書(保険会社指定) 
・死亡の記載がある戸籍謄本 
・受取人の印鑑証明書 
※保険の種類や契約内容によって、追加書類を求められることがあります。

不動産の名義変更

不動産を相続した場合は、所有者名義を相続人へ変更する相続登記を行います。
専門的な手続きとなるため、司法書士へ依頼する方法もあります。

【主な必要書類】
・被相続人の出生から死亡までの戸籍
・除票または戸籍附票
・相続人全員の戸籍・住民票・印鑑証明書
・遺産分割協議書
・名寄帳、固定資産評価証明書

自動車の名義変更

自動車の名義変更手続きは、普通車と軽自動車で窓口や必要書類が異なります。
・普通車:陸運局で手続き(相続人のみが承継可能)
・軽自動車:軽自動車検査協会で手続き(親族であれば承継可)

【普通車に必要な書類】
車検証、遺産分割協議書、死亡記載のある戸籍謄本、相続人の印鑑証明書

【軽自動車に必要な書類】
車検証、死亡記載のある戸籍謄本、住民票、認印

相続手続きでは、複数の機関でさまざまな書類の提出が必要になります。 早めに準備を進め、必要に応じて税理士や司法書士などの専門家へ相談することをおすすめします。
和歌山相続税・贈与税相談プラザ|運営 おりた税理士事務所|無料相談申込
ページトップへ